家賃は手取りの何割が正解?一人暮らし・二人暮らしの目安

公開: 2026年8月30日

部屋を借りるとき、必ず出てくるのが「家賃は収入のどのくらいまでにすべきか」という問題です。よく言われる「手取りの3分の1」は、実はやや高めの基準です。

目安は手取りの25〜30%

家賃の水準暮らしの余裕
手取りの25%以内貯蓄や急な出費に余裕がある
手取りの30%標準的。無理はないが貯蓄ペースは控えめ
手取りの35%食費・交際費・貯蓄を圧迫し始める
手取りの40%超赤字リスクが高い

手取り25万円なら、ゆとりを持てる家賃は約6.25万円、上限の目安は7.5万円です。家賃の適正額シミュレーターで、手取りから家賃と残りの生活費の配分を計算できます。

「3分の1」は額面か手取りか

不動産会社の入居審査では「家賃 ≦ 額面月収の3分の1」がよく使われます。ここで注意したいのが、審査は額面、家計管理は手取りで考えるという点です。

額面月収30万円なら審査上の上限は10万円ですが、手取りは24万円前後。手取りの3分の1なら8万円です。審査に通る=無理なく払える、ではありません。

家賃以外に見込んでおくお金

家賃だけで判断すると、あとで足りなくなります。

  • 管理費・共益費:毎月家賃と一緒に出ていくので、合計額で判断します。
  • 更新料:2年ごとに家賃1か月分が一般的。月割りにすると家賃の約4%上乗せです。
  • 初期費用:敷金・礼金・仲介手数料・前家賃で、家賃の4〜6か月分。

たとえば家賃7万円+管理費5,000円の物件は、更新料を含めると実質的な住居費は月7.8万円ほどになります。

二人暮らしの場合

二人で住むなら、家賃は「世帯の手取り合計」の25〜30%が目安です。収入に差がある場合は折半ではなく収入比で分けると、手取りに対する負担の重さが公平になります。同棲・二人暮らしの費用分担計算で、それぞれの負担額と手元に残る額を確認できます。

まず家計全体を見る

家賃を決める前に、家計収支シミュレーターで毎月の収支と貯蓄率を確認しておくと、「この家賃で本当に回るのか」が数字で分かります。家賃は一度契約すると下げにくい「固定費の王様」なので、ここを抑えられると家計全体がぐっと楽になります。

記載内容は一般的な情報であり、税務・投資・法律に関する助言ではありません。 制度は改正されることがあります。判断の際は公的機関や専門家にご確認ください。